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日頃の歯磨きが物を言う

よく歯並びが綺麗だと褒められる。

27歳まで虫歯になったことがなかった。しかし、歯磨きをなんとなくサボっていた期間があり、初めて虫歯になった。

その流れで親知らずを抜いた。

抜いた歯は上野国立博物館で購入した化石を入れるケースに保存している。

すきっ歯だからアイスを齧ると真ん中に一本の線ができる。

子供のときよくアイスの棒を挟んでいたせいか若干広がってしまった。

すきっ歯が可愛いという理由で敢えてすきっ歯へ矯正するという物好きが世界には存在するらしいが、俺のすきっ歯は天然物だ。できれば閉じていてほしいが自分の体というものは案外どうにもならない。

これを書いている翌月に親知らずを更にもう一本抜く予定だ。

歯の話題になると意外と話が続く。

どうにも話題がなく、気まずくなってしまったときの起死回生の一手として歯の話を振ることにしている。

それだけ老若男女思い出の詰まる部位なのだ。歯垢だけではなく。